桃園空港と桃園～らいぷーちー事件～

今も母と「らいぷーちー事件」として語り合う、台湾で一番ピンチだったこと。

もう何年も前の話ですが、旅行最終日、桃園空港へ向かうバスのターミナルで事件が起こりました(´Д` )

私はいつも台北駅すぐの國光客運というバス会社のターミナルを使うのですが、その時は改装されたばかりでした。

発着するバスの行き先も増えていて、便利になったね～なんて能天気に母と話していたのですが。

10：45にターミナル着、切符を買って並んだ列がなぜか中壢行き。途中で間違いに気づいて並び直したものの、なかなかバスが来ません。こんなに来なかったっけ？と思いつつ、ようやく来たバスにスーツケースを乗せようとしたら、係の人に「空港には行かない」と言われて、びっくり！

よく見たら、そのバスは桃園行きで、桃園空港行きではなかったのでした。

どうりで桃園行きの列に並んでいる時「みんな荷物少なくてすごいな～」って思ったんですよね。私は桃園空港行きの列に並んでいると思い込んでいるので、旅慣れてて荷物少ない人達なんだな～となぜか納得しちゃったのですが、その人たち海外に行くわけじゃないから・・・(^_^;)

買う時に「桃園」としか言っていなかったので、切符も桃園行き(T_T)改装前のターミナルは桃園空港と基隆行き専用だったので、その買い方でも問題なかったんです。

空港行きは頻繁に出ているので急いで切符を買い直し、ようやく目的のバスに乗ることができました。

元々時間に余裕なかったのに、さらに最悪なことに高速に乗ったらすごい渋滞。今度は飛行機の時間が心配になってきました。11：40にバスに乗って、結局ターミナル2についたのは、13：00。飛行機は13：20発なのに(>_<)

すでにチェックインできるJALは名古屋行きしか表示されていない・・・でも迷ってる暇はないので、目についたJALのカウンターに走る！

グランドスタッフさんに「どこいくの？」と聞かれ、「東京！」と言うと、「らいぷーちー」と言われ、なんかもう乗れなそうな雰囲気・・・。でもこの時はその意味がわからなくて何も答えられずにいると、乗せた方が話が早い！と思ったのか、スタッフさんが搭乗口まで連れて行ってくれることになりました(T_T)

荷物はCAさんが直接預かると言われ、巨大スーツケースを持ったまま荷物検査・出国審査へ。この時、13時5分。あと15分で飛行機は出発するのに、まだ出国してないなんて信じられません(^_^;)

検査場でスタッフさんが「なんでこんなとこにいるの？」と聞かれていて、本当に申し訳なかった(T_T)相当迷惑だったと思いますが、態度にあらわさない優しい方でした。

空港を走りまくって、13：15、なんとか飛行機に乗る事ができました。13：20、定刻に出発。空港に着いてから20分後に離陸するという、あり得ない経験でした。でももう二度とやだ（泣）

後日、

中国語の先生に「らいぷーちー」ってどういう意味ですか？って聞いてみると、案の定、「間に合わない（来不及）」でした。この言葉は絶対、忘れないわ。

もう間に合いません！で済ませても仕方ない状況だったのに助けて下さった、JALとグランドスタッフをしていたチャイナエアライン、空港の職員の方々に本当に感謝です(T_T)

これからはバスの行先はしっかり確認、あと何が起きるかわからないので空港に2時間前には到着すること、と反省しました。

桃園と桃園空港は全く別の行先です！

私のようなうっかり者はいないかもしれませんが、紛らわしいので念のため(T_T)

年末に桃園空港行きのMRTができたら渋滞の心配もないし、そっちを利用したいです。